マセラティ3500GTの後継車として1963年に登場したドゥエポスティ(英国市場では "ミストラル" と呼称)は、名匠ピエトロ・フルアのデザインと製作によるロングノーズ・ハッチゲート付ファストバックの2シータークーペ。それまでのマセラティには無かったアグレッシヴな雰囲気を湛えており、この作品をして「最も美しいマセラティ」と称える愛好家も少なくない。生産台数は約820台にのぼるが、その中でもわずか120台は同じくフルアの手でスポーティかつエレガントなスパイダーに仕立てられた。今回の出品車は、その貴重なスパイダーの一台である。