【テーマ展示:旧 吉田茂 車】
白洲次郎とともに戦後日本の構築に奮闘した宰相として知られるのが、吉田茂元首相である。吉田茂氏といえば、"シガー" や "スコッチ" などとともに、ロールス・ロイスを愛用したエピソードを連想される方も多いことだろう。当時の吉田首相を記録した写真や映像などでもしばしば登場するクルマが、このロールス・ロイス25/30HPフーパー製スポーツサルーン。女婿である麻生太賀吉氏が英国で購入したのち日本に持ち帰り、日本国内では吉田首相自身および麻生家が永らく愛用してきた車両そのものだ。日本におけるロールス・ロイスの歴史はもちろん、日本近代史の観点から見ても、極めて重要な一台である。ともに戦後の日本を築いた盟友、故
白洲次郎氏の愛車とともに、今回この東京コンクール・デレガンスに展示されることには、きっと何かの因縁を感じずにはいられまい。