1935年にデビューしたSS100は、第2次大戦前のジャガー唯一のピュアスポーツであると同時に、戦前ジャガーの最高傑作でもある。パワーユニットは、SS1と同系のスタンダード製直列6気筒SVユニットをベースに、英国きってのエンジンスペシャリスト、ハリー・ウェスレイクの協力で製作した新型OHVヘッドを組み合わせ、2663ccから104psを発生した。また、いかにもジャガーらしく、古典的な魅力に溢れる美しいスタイリングも高い評価を受けた。創業以来のジャガーの伝統に従って極めて美しいスタイルと高性能、そしてロープライスを両立したSS100は、当時のスポーツカー愛好家の間で高い人気を博した。今回の出品車は、"ブロンズヘッド" と呼ばれる特製チューニングエンジンを与えられた元ワークスカーであると同時に、日本国内に永らく生息していることからも非常に有名な個体。日本製のプラモデルや、イタリア製ミニカーのモデルになったことでも知られている。